リノベーション(リフォーム)ローンと住宅ローンの違いとは?選び方のポイントを解説
宇治市・城陽市・京田辺市を中心に、注文住宅やリノベーションを手掛ける工務店スタッツリビングカンパニーです。
リノベーションやリフォームを考えたときに、まず悩むのが費用のことです。特に、リノベーション(リフォーム)ローンと住宅ローンのどちらを利用すべきかは、多くの方が迷うポイントではないでしょうか。
この記事では、リノベーションローンと住宅ローンの違いやメリット・デメリット、それぞれの選び方のポイントをわかりやすく解説します。
目次
リノベーション(リフォーム)ローンとは

どのようなときに利用するのか
リノベーション(リフォーム)ローンは、現在住んでいる家の改修・改装や、中古住宅を購入して自分好みにリノベーションしたいときに利用するローンです。
具体的には、以下のような場合に適しています。
- キッチンや浴室、トイレの設備を新しくする
- 壁紙や床の張り替え
- 間取りの変更
- 外壁や屋根の塗装
リノベーションローンの種類
リノベーションローンには、無担保型と有担保型の2種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
1. 無担保型リフォームローン
- 特徴:家や土地を担保にしないローン
- メリット:手続きが比較的簡単で、審査もスピーディー
- デメリット:金利がやや高め(2~5%程度)で、借りられる金額が少ない(数百万円~1,000万円程度)
無担保型は、比較的小規模なリフォームや、緊急の修繕に適しています。
2. 有担保型リフォームローン
- 特徴:自宅や購入する不動産を担保にするローン
- メリット:金利が低め(1~3%程度)で、借入可能額が大きい
- デメリット:担保にするための手続きが必要で、審査がやや厳しい
有担保型は、大規模なリノベーションや耐震工事を伴うリフォームに適しています。
住宅ローンとは
どのようなときに利用するのか
住宅ローンは、住宅を購入するためのローンです。新築はもちろん、中古住宅を購入してリノベーションを行う場合にも利用できます。
以下のような場合に適しています。
- 新築住宅の購入
- 中古住宅の購入およびリノベーション
- マンション購入とリフォーム
住宅ローンの特徴
- 金利が低め:通常、0.5~2%程度で、リフォームローンよりも低い
- 高額の借入が可能:数千万円単位で借りられる
- 返済期間が長い:最長50年程度
ただし、物件を担保にするための手続きが必要で、審査に時間がかかることがあります。

リノベーションローンと住宅ローンの違い
項目 | リノベーション(リフォーム)ローン | 住宅ローン |
---|---|---|
利用目的 | リフォーム・リノベーション | 住宅購入・建築、リノベーション |
担保の有無 | 無担保 or 有担保 | 必ず担保が必要 |
金利 | 高め(2~5%) | 低め(0.5~2%) |
借入可能額 | 数百万円~1,000万円程度 | 数千万円~1億円以上 |
返済期間 | 短め(1~15年) | 長め(最長50年) |
手続きの難易度 | 無担保型は手軽 | 担保手続きが必要 |
一体型住宅ローンとは
一体型住宅ローンの概要
一体型住宅ローンは、中古住宅の購入費用とリノベーション費用をまとめて借りられるローンです。
1つのローンでまとめられるため、金利や返済計画を一括管理しやすくなります。
一体型住宅ローンのメリット・デメリット
メリット
- 住宅ローンの金利が適用されるため、リフォームローンより低金利
- 借入金額が大きいため、大規模なリノベーションにも対応可能
- 手続きが1回で済むため、手間が省ける
デメリット
- 購入とリノベーションをセットで行う場合にしか利用できない
- 審査が厳格で、収入や信用力が求められる
- 担保が必要なため、返済できなくなった場合に物件を失うリスクがある
住宅ローン減税は適用できるのか
リノベーションやリフォームに関しても、住宅ローン減税が適用される場合があります。
ただし、以下の条件を満たす必要があります。
住宅ローン減税の条件
- 住宅ローンの借入期間が10年以上であること
- 合計所得金額が2000万円以下であること
- 自らが居住する住宅であること
- 工事完了後の床面積が50㎡以上
- 耐震改修、省エネ改修、バリアフリー改修など、一定の条件を満たす工事 など
どちらを選ぶべきか
- 小規模なリフォーム(キッチン交換、壁紙張替えなど)
→ 無担保型リフォームローン - 大規模なリノベーション(間取り変更、耐震補強など)
→ 有担保型リフォームローン または 住宅ローン - 中古住宅の購入とリノベーションをまとめて行いたい
→ 一体型住宅ローン
まとめ
リノベーション(リフォーム)ローンと住宅ローンには、それぞれメリット・デメリットがあります。
リフォームの規模や目的、資金計画に応じて、最適なローンを選ぶことが大切です。
住宅ローン減税の適用が可能な場合もあるため、条件を事前に確認して、賢く資金計画を立てましょう。