ガスコンロからIHへ交換すると後悔する?メリット・デメリット解説
宇治市・城陽市・京田辺市を中心に注文住宅・リフォームを手掛ける工務店スタッツリビングカンパニーです。
最近は、住宅リフォームやキッチンの入れ替えの際に「ガスコンロからIHクッキングヒーターに交換したい」というご相談を多くいただきます。
一方で、実際にIHを導入した方の中には「火力が弱く感じる」「鍋が限定される」などの声もあり、「後悔するのでは?」と不安になる方も少なくありません。
この記事では、ガスコンロからIHへ交換する際のメリット・デメリットを徹底解説し、費用相場・注意点・後悔しない選び方までご紹介します。
目次
ガスコンロからIHへ交換は可能?
結論から言えば、ほとんどの住宅でガスコンロからIHへ交換は可能です。ただし以下の工事が必要になります。
- ・電気工事(200Vコンセント増設)
IHは200Vの専用回路が必要です。分電盤からキッチンまで新しい配線を引く工事を行います。 - ・ガス管の閉栓工事
ガスを使用しなくなる場合は、既存ガス管を安全に閉じる必要があります。 - ・レンジフードの確認
IHは煙や油はねが少ないため、弱めのレンジフードでも問題ありませんが、既存設備の相性確認が必要です。
👉 マンションでも交換は可能ですが、管理規約や電気容量の制限があるため、事前確認が欠かせません。
IHに交換するメリット
1. 火を使わないから安全性が高い
- ・小さなお子さんや高齢者がいるご家庭では「火を使わない」安心感は大きな魅力。
- ・鍋の底を外すと自動で加熱が止まる安全装置付き。
2. 掃除がとてもラクになる
- ・ガラストップのフラットな形状なので、サッと拭くだけで油汚れが落ちる。
- ・五徳やバーナーの掃除が不要になり、日々の家事負担が減少。
3. 室内の空気がきれい
- ・ガス燃焼による二酸化炭素や水蒸気が発生しないため、結露・カビの原因を減らせる。
- ・夏場の調理も室内が暑くなりにくい。
4. 温度管理がしやすい
- ・火加減を数値で設定でき、揚げ物の温度管理が簡単。
- ・タイマー機能で「煮すぎ防止」も可能。
5. 光熱費の見直しになる場合も
- ・オール電化住宅にして深夜電力を活用すると、ランニングコストが下がるケースあり。
- ・ガス基本料金が不要になる分、家計の見直しにもつながる。

IHに交換するデメリット
1. 鍋・フライパンが限定される
- ・鉄・ステンレス製など磁力に反応する調理器具でないと使えない。
- ・アルミ鍋や土鍋は「IH対応タイプ」を新しく買い直す必要がある。
2. 停電時に使えない
- ・災害時や停電時は調理できない。
- ・カセットコンロなどの「備え」が必要。
3. 火力に物足りなさを感じる人もいる
- ・最近の高性能IHは3kW以上の火力がありますが、「直火特有の強い火力」に慣れている人は物足りなさを感じることも。
- ・中華鍋を振って炒める調理スタイルには不向き。
4. 導入費用が高い
- ・ガスコンロ交換が10〜15万円程度に対し、IHは20〜30万円が目安。
- ・電気工事費用も追加でかかる。
5. 電気契約容量の増設が必要になる場合あり
- ・アパートや古い一戸建てでは電気容量が30Aしかなく、IH導入でブレーカーが落ちることも。
- ・40Aや50Aに契約を上げると基本料金も高くなる。

ガスとIHを比較してみる
項目 | ガスコンロ | IHクッキングヒーター |
---|---|---|
安全性 | 火を使うため注意が必要 | 火を使わず安心 |
掃除 | 五徳・バーナーの掃除が大変 | フラットで拭くだけ |
調理性 | 強火で炒め物に強い | 温度管理・煮物に強い |
光熱費 | ガス代+基本料金が必要 | 電気代のみ(オール電化向き) |
停電時 | 使用可能 | 使用不可 |
導入費用 | 約10〜15万円 | 約20〜30万円+電気工事費 |
👉 料理スタイル・家族構成・光熱費の契約プランによって、どちらが適しているか変わります。
IH交換の費用相場
- ・本体価格:15〜25万円(グレードによる)
- ・電気工事費:5〜10万円
- ・ガス管閉栓工事:1〜3万円
- ・合計目安:20〜35万円程度
ハイグレードモデルや、分電盤の交換が必要な場合は40万円を超えることもあります。
IHに交換して後悔しないためのポイント
- 1.実際にショールームで体感する
→ 加熱スピードや使い勝手を試すことで、イメージとのギャップをなくせます。 - 2.自分の料理スタイルを考える
→ 中華料理が多いならガス継続も検討。煮込み料理や揚げ物中心ならIHが便利。 - 3.停電時の備えを持つ
→ カセットコンロやカセットボンベを非常用として準備。 - 4.鍋・フライパンを確認する
→ 現在の調理器具がIH対応かチェック。買い替えコストも考慮。 - 5.光熱費シミュレーションをする
→ オール電化にするか、電気契約プランを見直すとランニングコストの後悔を防げます。
補助金・支援制度を活用できる場合も
2025年は「住宅省エネキャンペーン」や自治体の補助制度で、IHやエコキュートを組み合わせたリフォームに補助金が出る場合があります。
- ・節電・省エネ機器として認定されれば、数万円〜十数万円の補助を受けられるケースあり。
- ・宇治市・城陽市でも、省エネリフォームや高齢者向け改修に助成制度が設けられています。
👉 工務店に相談すれば、補助対象になるかどうか確認・申請サポートも可能です。

まとめ
ガスコンロからIHへの交換は、
- ・安全性・掃除のしやすさ・快適性で大きなメリットがある一方、
- ・火力や停電時の使えなさ・導入費用の高さがデメリットになります。
後悔しないためには、
- ・ショールームで体感する
- ・自分の料理スタイルを考える
- ・補助金や光熱費プランを確認する
といった準備が欠かせません。
スタッツリビングカンパニーでは、宇治市・城陽市・京田辺市を中心に、IHへの交換やキッチンリフォームをサポートしています。
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