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リフォーム時にやっておくべき“見えない部分”のメンテナンス
宇治市・城陽市・京田辺市を中心に、注文住宅やリノベーション・リフォームを手掛ける工務店スタッツリビングカンパニーです。
リフォームというと、キッチンやお風呂、リビングの内装など「目に見える部分」に目が行きがちです。
しかし実は、リフォームのタイミングでこそ見直しておきたいのが、完成後は隠れてしまう“見えない部分”のメンテナンス。
この記事では、リフォームで後悔しないために知っておきたい「見えない部分」のチェックポイントや費用目安、業者に相談すべき内容を解説します。
目次
なぜ“見えない部分”のメンテナンスが大切なのか
表面的なリフォームだけでは不十分
クロスを貼り替えて見た目は新しくなっても、壁の中や床下が劣化していると、すぐにトラブルが起きてしまいます。
特に中古住宅の場合、築20〜30年経過していることも多く、内部は予想以上に傷んでいることも。
大掛かりな工事のチャンスは少ない
壁や床を剥がすのはリフォームのときだけ。
後から不具合が出ても、再び解体しなければ修繕できません。
「せっかく壁を開けたなら、内部も点検・補修する」のが賢いリフォームです。

リフォームで見直すべき“見えない部分”
1. 配管(給排水管)
- チェックポイント
- 錆や腐食が進んでいないか
- 漏水の跡はないか
- 放置すると…
水漏れによる床下の腐朽やシロアリ被害、カビの発生に直結します。 - 費用目安
- 給水・排水管の更新:20〜50万円(規模による)
2. 電気配線
- チェックポイント
- 古い分電盤やブレーカーのままではないか
- コンセント不足や容量不足はないか
- 放置すると…
家電の同時使用でブレーカーが頻繁に落ちる、火災リスクが高まる。 - 費用目安
- 配線交換・増設:10〜30万円程度
3. 断熱材
- チェックポイント
- 昔の断熱材が劣化していないか
- 結露やカビの跡がないか
- 放置すると…
夏は暑く冬は寒いまま、光熱費がかさむ。 - 費用目安
- 壁・床・天井に断熱材を入れ替え:50〜200万円
4. 床下・基礎
- チェックポイント
- シロアリ被害や湿気の有無
- 基礎のひび割れ
- 放置すると…
構造そのものが弱くなり、耐震性が低下。 - 費用目安
- 防蟻処理:10〜20万円
- 基礎補修:10〜50万円
5. 換気経路
- チェックポイント
- 換気扇やダクトの劣化
- 空気の通り道が塞がれていないか
- 放置すると…
カビや湿気による健康被害、建物の寿命を縮める原因に。 - 費用目安
- 換気システム更新:20〜50万円

見えない部分のメンテナンスをするときの流れ
- 現地調査
床下点検口や天井裏から、内部の状態を確認します。 - プラン検討
リフォーム内容に合わせて「表の工事」と「内部メンテナンス」を組み合わせて提案。 - 見積り比較
設備だけでなく内部修繕費も含めたトータルコストで比較することが大切です。 - 工事実施
内装リフォームと同時に行うことで、費用を抑えながら効率的に施工可能。
リフォーム費用を抑えるポイント
- まとめて工事する
内装工事と配管・断熱を同時に行うと、人件費・解体費を削減できます。 - 補助金を活用
断熱改修や耐震補強は、国や自治体の補助金対象になる場合があります。 - 信頼できる工務店に依頼
見えない部分は施主が直接確認しづらいため、現場経験豊富な工務店を選ぶことが重要です。
まとめ
リフォームは「見える部分」をきれいにするだけでなく、見えない部分を整えることが本当の価値につながります。
とくに中古住宅や築年数が経った家では、配管・断熱・基礎などを同時にメンテナンスすることで、住まいが長持ちし、将来のトラブルを防げます。
スタッツリビングカンパニーでは、大工棟梁が現場経験を活かして、見えない部分まで含めたリフォームプランをご提案しています。
「内装を変えるついでに内部のメンテナンスもしたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。