戸建てを“ひとり暮らし向け”に整えるリノベ|間取りの工夫と暮らしやすさのつくり方

宇治市・城陽市・京田辺市を中心に、注文住宅やリノベーション・リフォームを手掛ける工務店スタッツリビングカンパニーです。
近年、「戸建てでひとり暮らし」という暮らし方を選ぶ方が増えています。
実家を受け継ぐケース、築古の戸建てを購入して自分らしく改装するケース、セカンドライフを見据えて一人で暮らしやすい環境を整えるケースなど、背景はさまざまです。
ただ、元々“家族で住むこと”を前提に設計された戸建ては、ひとり暮らしには少し広すぎたり、動線が長かったり、使わない部屋が多くなったりします。
そこで注目されているのが、
「ひとり暮らしに最適化する戸建てリノベーション」。
この記事では、一人で暮らすための“無理のない間取りづくり”をテーマに、増えている工夫や考え方を丁寧にまとめます。
目次
1|戸建て×ひとり暮らしが増えている理由
(1)実家を継ぐ人が増えている
人口減少や空き家問題に伴い、両親の家を引き継ぐケースが増えています。
その際、広い家をそのまま使うのではなく、
必要な場所だけ使いやすく整えるリノベが選ばれやすくなっています。
(2)中古戸建てが手頃になってきた
新築は高額になり続けていますが、中古戸建ては価格が落ち着いている地域も多く、
「買って、自分らしく整えて住む」という選択肢が現実的になっています。
(3)在宅ワークで“ひとりの空間”の価値が上がった
マンションより音やレイアウトの自由度が高い戸建ては、
テレワークなど“自分のペースで暮らしたい人”に向いています。

2|ひとり暮らし向けにリノベで見直すべきポイント
元々が“家族向け設計”である戸建てを、一人でも使いやすい家にするには、以下のポイントを軸に考えるのが効果的です。
(1)動線を短くする
戸建てはどうしても移動距離が長くなりがち。
最低限の生活は1階で完結できるよう間取りを調整するのが人気です。
(2)役割のない部屋をなくす
不用意に部屋が多いと、
・掃除が増える
・空調効率が悪い
・物が散らかりやすい
などのデメリットが出てきます。
“ワンルーム的な広がり”をつくることで、スッキリした暮らしができます。
(3)収納の位置を暮らしに合わせる
1人暮らしでは、収納の量より“使う場所にあること”が大切。
使わない部屋の押入れより、
生活動線の近くに効率よくまとめる収納の方が暮らしやすくなります。
(4)防犯・安全性の強化
ひとり暮らしでは「防犯」が重要な視点になります。
玄関や窓の見直し、照明設計、死角の減少など、間取りにも影響します。
3|ひとり暮らし向けリノベで増えている“間取りの工夫”

これまでの経験から、ひとり暮らし前提の戸建てリノベで特に多い工夫をまとめました。
(1)生活の中心を1階に集約する“平屋的”間取り
2階建ての戸建てでも、
・寝室
・収納
・洗面・浴室
・キッチン
など、生活の中心をすべて1階にまとめるケースが増えています。
メリットは、
・階段移動がなくなる
・冷暖房効率が良い
・夜の移動が安全
・掃除や家事がラク
という点。
使わない2階は、物置・来客室・趣味スペースなどに最小限で使うイメージです。
(2)LDKと寝室を一体化する“セミワンルーム”
今、ひとり暮らしリノベで特に要望が多いのがこれ。
・LDK+寝室を大きなひとつの空間にする
・必要な時だけ仕切れるようにする(引き戸やロールスクリーンなど)
ワンルームのような自由さと、戸建てのゆったり感を兼ね備えたスタイルです。
掃除も冷暖房もラクになり、生活感が軽くなります。
(3)“小さな家事動線”へとつくり変える
ひとり暮らしでは、大きな家事動線は必要ありません。
人気の工夫は、
・キッチン〜パントリー〜洗濯機の距離を短く
・洗濯動線を最短に(洗う→干す→しまうを一箇所で)
・廊下を減らして生活導線を直線化
“ワンオペ家事”が基本だからこそ、
最も負担が少ない動線を設計できるのは大きなメリットです。
(4)くつろぎ重視の“ひとり用リビング”
ひとり暮らしだと、大人数が座れるソファは不要。
代わりに、
・コンパクトソファ+大きなカウンター
・横になれるデイベッド
・一人用のチェアを主役に
それに合わせて窓の位置や照明の配置を調整するリノベも増えています。
(5)使わない部屋を“趣味スペース”にスイッチ
2階や空いた和室を、
・ワークスペース
・書斎
・音楽室
などにリノベするパターンはとても増えています。
生活動線とは分けることで、集中しやすい環境になります。
(6)収納は“まとめる”のが基本
ひとり暮らし向けの収納は、
・各部屋にちょこちょこ収納を置かない
・メイン収納を1〜2箇所に集約
・日用品の置き場所を決める
など、最短移動で完結する収納設計が好まれます。
4|安全性と快適性を高めるために配慮すべきこと
ひとり暮らし戸建てリノベでは、「安全性」を強化することで安心感が大きく変わります。
◆ 防犯対策
・玄関ドアのグレードアップ
・破られにくい窓ガラス
・人感センサー照明
・死角のないアプローチ計画
女性のひとり暮らしでは特に重要なポイントです。
◆ バリアフリー化
将来を見据えて、
・1階のみで生活が完結
・段差の解消
・手すりの設置
などを取り入れる方も増えています。
◆ 空調効率の改善
ワンフロアで暮らせる間取りにすることで、
冷暖房の効きが良くなり、光熱費も抑えられます。
5|ひとり暮らし戸建てリノベで“後悔を防ぐ”ポイント

(1)「自分が使う場所」を明確にする
ひとり暮らしでは、
使う部屋:使わない部屋が明確に分かれます。
まずは生活パターンを整理し、“最小限の動線”で暮らせる形をイメージしましょう。
(2)維持管理できる広さを意識する
広さがあるからといって、すべてを手入れし続けるのは大変。
掃除する場所、空調する範囲、照明の数を最適化することで、
負担が大きく減ります。
(3)コストをかける場所を絞る
ひとり暮らし向けリノベは、
メリハリをつけた予算配分が大切です。
例:
・キッチン・浴室にはしっかり投資
・来客が少ない部屋は最小限
・収納と動線は優先度高め
(4)将来の暮らし方の変化も考えておく
10年後、20年後を見据え、
・バリアフリー化
・寝室の位置
・階段の使い方
などを検討しておくと、結果的に長く住み続けられる家になります。
6|まとめ
戸建てでのひとり暮らしは、
・音の自由度
・空間の広さ
・ライフスタイルの柔軟性
において大きな魅力があります。
その一方で、元々の間取りが“一人の生活”に合っていないことも多く、
リノベーションでの工夫が暮らしやすさを大きく左右します。
動線・収納・空間の使い方を見直すことで、「自分にちょうどいい暮らし方」が叶います。
ひとり暮らし向けの戸建てリノベは、
これからますます増えていく新しい選択肢です。
自分らしい暮らしを実現するために、ぜひ間取りから丁寧に整えてみてください。
▶ひとり暮らし向け戸建てリノベについて、ご相談はこちら