【実家リフォーム vs 建て替え】親世代と暮らす前に知っておきたい判断基準

宇治市・城陽市・京田辺市を中心に、注文住宅やリノベーション・リフォームを手掛ける工務店スタッツリビングカンパニーです。
「親の家をどうするか」――
多くのご家族が直面するテーマのひとつです。
親世代が高齢になり、
「同居を考えている」「実家を引き継いで住むか迷っている」
という相談が、宇治・城陽エリアでも年々増えています。
ただし、実家をそのまま使うか・建て替えるかの判断は簡単ではありません。
どちらにもメリットとデメリットがあり、建物の状態や家族構成によって最適な選択は変わります。
この記事では、地元の工務店が見てきた実例を交えながら、
「リフォーム」「リノベーション」「建て替え」それぞれの判断基準をわかりやすく解説します。
目次
実家をどう活かす?3つの選択肢
まずは、「実家をどう活用するか」の3つの方向性を整理してみましょう。
① リフォーム(部分的な改修)
キッチン・お風呂・トイレなど、古くなった設備を新しくしたり、
壁紙や床の張り替えを行うなどの部分的な改修。
→ 比較的コストを抑えつつ、生活の不便さを改善できます。
② リノベーション(全面改修)
間取り変更や断熱・耐震改修などを行う大規模リフォーム。
建物の骨組みを残しつつ、ほぼ新築同様に再生するケースもあります。
→ 建て替えよりも費用を抑えつつ、思い出の家を活かせます。
③ 建て替え(新築にする)
古い建物を解体し、新しく建て直す選択。
構造や間取りを完全に刷新できるのが最大の魅力です。
→ 耐震・断熱・バリアフリー性能を最新仕様にできますが、
費用・工期ともに最も大きくなります。

実家をリフォーム・建て替えする前にチェックすべきこと
リフォームか建て替えかを判断するには、
まず“今ある家の状態”を知ることが大切です。
① 建物の構造と劣化具合
・基礎や土台が傷んでいないか
・シロアリ被害・雨漏りがないか
・壁のひび・傾きがないか
構造がしっかりしている場合はリノベーションで十分対応できます。
逆に、基礎から劣化している場合は建て替えが安心です。
② 間取りが今の暮らしに合っているか
昔の住宅は「和室が多い・廊下が狭い・段差が多い」構成が一般的。
二世帯同居を想定するなら、動線の取り方も重要です。
→ 1階に親世帯、2階に子世帯など、プライバシーを確保できる間取りが理想。
③ 耐震・断熱性能
1981年以前の建物は、旧耐震基準で建てられているケースが多く、
構造補強をしないと地震時の倒壊リスクが高まります。
断熱性能も古い住宅では不足しがちで、
冬の寒さ・夏の暑さに悩まされることが多いです。
→ リノベーションで「耐震+断熱」を改善できるかどうかが判断のポイント。
リフォーム・リノベ・建て替えの費用比較
| 項目 | 費用目安(延床30坪) | 工期 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| リフォーム | 約100〜500万円 | 1〜2ヶ月 | 部分改修。コスパ重視。 |
| リノベーション | 約800〜1,800万円 | 3〜5ヶ月 | 構造を活かして再生。性能UP可能。 |
| 建て替え | 約1,800〜3,000万円 | 5〜7ヶ月 | 完全新築。制約が少ない。 |
💡建て替えの方が自由度は高いですが、
「解体費」や「仮住まい費用」も発生します。
リノベーションなら、建物を活かす分、総費用を抑えやすいのが魅力です。
建て替えに向いているケース
・基礎・構造が大きく劣化している
・耐震補強に多額の費用がかかる
・間取り変更だけでは希望の暮らしが叶わない
・敷地条件(旗竿地など)を見直したい
→ 長期的に安心して暮らしたい方や、
「外観デザイン・断熱性能も一新したい」という方におすすめです。

リフォーム・リノベーションに向いているケース
- 構造がしっかりしている
- 思い出を残しながら暮らしたい
- 建て替えに比べてコストを抑えたい
- 既存の間取りを活かせそう
→ 親の家の雰囲気を残したい方、
「愛着のある木の柱や欄間を再利用したい」などの想いがある方に最適です。
二世帯リノベのポイント
二世帯で暮らす場合、リノベーションで快適に共存できる空間づくりが可能です。
- 玄関・キッチン・浴室を分ける「完全分離型」
- LDKを共有する「部分共有型」
- 1階・2階で住み分ける「上下分離型」
生活スタイルに合わせて柔軟にプランできます。
リノベーションなら、建て替えよりも同居開始までの期間が短いのもメリットです。
補助金・支援制度を活用しよう(2025年版)
リフォームや省エネ改修に使える補助金制度があります。
・子育てグリーン住宅支援事業(リフォーム)
・長期優良住宅化リフォーム推進事業
・バリアフリー改修・介護保険対応工事 など
省エネ・断熱改修を含むリノベなら、
最大100万円前後の補助を受けられる場合もあります。

決め方の目安|リフォーム?建て替え?どちらが正解?
| 判断項目 | YESならリフォーム向き | NOなら建て替え向き |
|---|---|---|
| 基礎・構造が健全 | ✔ | |
| 思い出を残したい | ✔ | |
| 間取り変更で対応できる | ✔ | |
| 耐震補強費が高額になりそう | ✔ | |
| 断熱・耐震を一新したい | ✔ | |
| 完全二世帯にしたい | △ | ✔ |
結論:建物の状態と希望の暮らし方のバランスで決めるのが正解。
まとめ|「壊す」前に、まずは“活かす”選択を
実家をどうするか迷ったとき、
多くの方が「古いから建て替えた方がいいのでは」と思いがちです。
しかし、実際に現地調査してみると、
「構造がしっかりしていてリノベで十分」な家も少なくありません。
思い出の家を活かすのか、新しく建てるのか。
大切なのは、“暮らしやすさ”と“安心”を両立できる選択をすることです。
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