足音や騒音の悩みを解消。戸建て・マンション別「床防音リフォーム」徹底解説

宇治市・城陽市を中心に、住まいの性能とデザインの調和を追求している工務店、stats living(スタッツリビングカンパニー)です。
「マンションで階下への足音が迷惑になっていないか、毎日ヒヤヒヤする」
「戸建ての2階でお子様が遊ぶ音が、1階のリビングに響いて落ち着かない」
「愛犬が家の中を走り回る『カチャカチャ』という爪の音が、意外と響いて気になる」
家族が毎日を過ごす場所だからこそ、一度気になり始めると大きなストレスになってしまうのが「音」の問題です。
実は、床の防音リフォームは、住まいの形(戸建て・マンション)や、解決したい音の種類によって正解が異なります。今回は、それぞれの注意点や工法の違い、費用目安、さらには商品選びのコツまで、後悔しないためのポイントをプロの視点で徹底解説します。
目次
1. 知っておきたい「音」の正体と、防音の仕組み

床の防音を考える際、まず理解しておきたいのが「音の種類」です。ここを間違えると、リフォームをしても「思ったほど効果が出なかった」ということになりかねません。
軽量床衝撃音(LL)
スプーンを落とした時や、スリッパで歩く時の「コツコツ」「パタン」という比較的軽くて高い音。これは床の表面材(フローリングなど)を工夫することで軽減しやすい音です。 数値で表すと「LL-45」や「LL-40」といった遮音等級がこの対策にあたります。
重量床衝撃音(LH)
お子様が飛び跳ねたり、大人が歩く「ドスン」「バタン」という鈍くて低い音。これは床材だけでなく、お家を支える「構造」や「床の重さ」に関わってくるため、下地からの本格的な対策が必要になります。 特に木造の一戸建てでは、この重量音の対策が難しく、プロの設計力が問われる部分です。
私たちが現地に伺う際は、まず「どんな音が、どこで、どのように響いているか」を丁寧にヒアリングすることから始めます。
2. 【マンション編】管理規約をクリアしながら理想を叶える
マンションの場合、一戸建てとは異なる最大のハードルがあります。それが「管理規約による遮音性能の制限」です。
L等級のルールを正しく守る
多くの分譲マンションでは、近隣トラブル防止のために「L-45以上」や、より厳しい「L-40以上」といった数値が定められています。
・L-45:日常の生活音がかすかに聞こえるが、それほど気にならない程度
・L-40:階下で音がほとんど聞こえない、非常に高い遮音レベル
規約を守らずに工事をして、後から「音が響く」と苦情が出てしまうと、管理組合から床のやり直しを命じられるリスクもあります。stats livingでは、まず管理規約の確認を徹底し、申請業務のサポートも行っています。
マンションでおすすめの工法
1.遮音フローリングへの張り替え 裏側に特殊なクッション材がついた床材です。最も一般的でコストも抑えられますが、特有の「ふわふわした歩行感」があります。
2.二重床(置き床)工法 コンクリートの土台(スラブ)と床材の間に「空気の層」を作る工法です。太鼓現象を防ぐために吸音材を入れることで、高い防音効果を発揮します。
3.遮音マット+お好みの床材 「規約は厳しいけれど、どうしても本物の無垢材を使いたい!」という方へ。高性能な遮音マットを下地に敷き込み、その上に無垢床を貼ることで、ルールを守りながら木の質感を楽しむことができます。
3. 【一戸建て編】2階の音を1階に伝えない工夫
一戸建て(特に木造住宅)にはマンションのような規約はありませんが、構造的に「振動」が伝わりやすいという悩みがあります。
構造から見直す防音対策
・「吸音」と「遮音」のダブルガード ただ床を厚くするのではなく、床下にグラスウールなどの「吸音材」を詰め込み、さらに振動を抑える「遮音マット」を組み合わせるのが基本です。これで階下への音漏れを劇的に抑えます。
・吊り天井との組み合わせ 1階の天井を「防音天井(吊り天井)」にリフォームする手法もあります。床側だけでなく天井側からも対策することで、重量衝撃音を大幅に軽減できます。
吹き抜けとのトータルバランス
開放感が人気の吹き抜けですが、実は「音の通り道」にもなります。stats livingでは、床の防音だけでなく、間取り全体のバランスや、必要に応じて吸音パネルを配置するなど、暮らし全体の静かさをトータルでデザインします。
4. DIYとプロの工事、何が決定的に違うのか?
最近では「防音マット」や「吸音パネル」がネットで簡単に手に入るようになり、DIYで対策される方も増えています。しかし、本格的な解決を望むならプロの工事をおすすめします。
・隙間の処理が「命」 音は「空気の振動」です。わずか数ミリの隙間があるだけで、そこから音は漏れてしまいます。プロは壁際やドア下、コンセント周りまで徹底的に隙間を埋める技術を持っています。
・「太鼓現象」の防止 不適切なDIYは、逆に床下の空間で音が反響し、騒音を大きくしてしまう「太鼓現象」を引き起こすことがあります。プロは構造計算に基づき、適切な吸音材の量を調整します。
・建物の寿命を守る 通気性を無視した防音対策は、床下の湿気を閉じ込め、土台の腐食を招く原因になります。私たちは「お家の健康」を第一に考えた防音設計を行います。
5. 【予算の目安】防音リフォームにはいくらかかる?
気になる費用感についても触れておきます(※6畳間を基準とした目安です)。
・遮音フローリングへの張り替え 約15万円〜30万円 既存の床をめくって張り替える、最もスタンダードな予算帯です。
・二重床(置き床)工法への変更 約25万円〜45万円 下地からやり直すため費用は上がりますが、防音効果は劇的に向上します。
・無垢床+遮音マットのこだわり施工 約35万円〜55万円 材料費が高くなりますが、満足度は非常に高い仕上がりになります。
※お家の現状や、選ぶ床材のグレードによって変動します。まずは現地調査での見積もりをおすすめします。
6. プロが選ぶ、おすすめの防音床材
私たちが現場で実際に使って、信頼できると感じているメーカーの商品をいくつかご紹介します。
・LIXIL(リクシル):ラシッサS 遮音フロア デザイン性が高く、宇治・城陽のモダンなお宅によく馴染みます。L-45対応の商品も豊富です。
・DAIKEN(大建工業):オトユカフロア 防音床材の老舗です。傷に強く、ワックスがけが不要なものが多いので、忙しいご家庭にもぴったりです。
・永大産業:スキスムS ダイレクト コストパフォーマンスに優れ、マンションの張り替えリフォームで非常に人気の高い商品です。
7. 共通のこだわり:家族みんなが「静か」で「心地よく」
住まいの形に関わらず、私たちが大切にしているのは、防音+αの快適さです。
ペットも安心できる床選び
猫ちゃんやワンちゃんと暮らすお家では、防音と同時に「滑りにくさ」も命です。足音が響かないだけでなく、ペットの足腰の負担を減らし、かつお掃除もしやすい専用素材をご提案しています。
「窓リノベ」で静かさはさらに深まる
床を静かにすると、今度は「外の車の音」や「雨音」が気になり始めることがあります。LIXILの内窓(インプラス)などを設置することで、床からの振動音だけでなく、外からの騒音もまとめてシャットアウト。家全体を穏やかな空気感で包み込みます。
8. プロの視点:めくってみてからが本当の「誠実さ」
床のリフォームは、表面の板をめくってみるまで本当のコンディションが分かりません。特に宇治や城陽で長く住み継がれてきたお家では、下地が予想以上に傷んでいたり、隠れたシロアリ被害が見つかったりすることもあります。
だからこそ、私たちは現地調査をどこよりも大切にしています。「もし解体してこういう状態だったら、こう直しましょう」と、あらかじめ選択肢とリスクを共有しながら進めていくのが、stats livingのスタイルです。
不安なこと、今の暮らしでのストレス、どんな小さなことでもぜひ聞かせてください。
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